妊活の流れ
「不妊治療って何から始めればいいの?」そんな疑問に、5つのステップでお答えします。 検査から治療、費用や保険のことまで、初めての方にもわかりやすく解説します。
STEP 1
不妊について知ろう
不妊とは、避妊をせずに1年以上妊娠しない状態のこと。日本では約5.5組に1組のカップルが不妊に悩んでいるとされています。原因は女性側だけでなく、約半数に男性側の因子があります。
いつ受診すればいい?
35歳未満で1年、35歳以上で半年を目安に受診を検討しましょう。年齢が上がるほど妊孕力(にんようりょく)は下がるため、早めの行動が大切です。
初診で行う検査
血液検査(ホルモン値)、超音波検査(卵巣・子宮の状態)、精液検査が基本。多くのクリニックでは初回1〜2万円程度で一通りの検査が受けられます。
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STEP 2
クリニックを選ぶ
クリニック選びのポイントは「通いやすさ」「治療実績」「費用」「医師との相性」の4つ。特に不妊治療は通院回数が多いため、自宅や職場からのアクセスが重要です。
チェックすべき5つのポイント
1. 立地と診療時間(仕事と両立できるか) 2. ART登録施設か 3. 治療実績・妊娠率 4. 費用の透明性 5. 口コミでの評判
ART登録施設とは?
体外受精・顕微授精を行う施設は、日本産科婦人科学会への登録が必要。登録施設は治療実績を公開しており、信頼性の一つの指標になります。
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STEP 3
治療を始める
不妊治療は段階的に進みます。多くの場合、タイミング法から始めて、結果に応じてステップアップしていきます。2022年4月から保険適用になり、経済的な負担が大幅に軽減されました。
体外受精(IVF)
30〜60万円/回
卵子を体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す方法。保険適用ですが、年齢・回数に制限があります(40歳未満は通算6回まで)。
体外受精(IVF)の対応クリニックを探す保険適用のポイント
- 2022年4月から不妊治療が保険適用に
- 対象: タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精
- 回数制限: 40歳未満は通算6回、40〜42歳は通算3回
- 年齢条件: 治療開始時に43歳未満
- 卵子凍結・漢方は保険適用外(自費)
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STEP 4
通院を続ける
不妊治療は精神的にも大変な道のりです。パートナーとの対話、同じ経験をした方の口コミ、カウンセリングなど、サポートを上手に活用しましょう。
治療と仕事の両立
急な通院が必要になることも。職場の不妊治療サポート制度(休暇制度・時差出勤など)がないか確認しましょう。厚生労働省の「不妊治療連絡カード」を活用する方法もあります。
メンタルケア
「なぜ自分だけ」と思い詰めるのは自然なこと。不妊カウンセラーへの相談や、同じ経験をした方の口コミを読むことで、気持ちが楽になることがあります。
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STEP 5
その先へ
治療の結果がどうあれ、あなたの選択は尊重されるべきものです。妊娠が判明したら産科への転院、治療を休む選択、養子縁組など、さまざまな道があります。
妊娠判定後
妊娠判定が陽性の場合、8〜10週頃に不妊治療クリニックから産科へ転院するのが一般的です。心拍確認ができるまでは不妊治療クリニックで経過を見ます。
治療をお休みする選択
心身の疲れを感じたら、一旦治療を休むことも大切な選択です。お休み中に自然妊娠するケースもあり、医師と相談しながら自分のペースで進めましょう。
よくある質問
不妊治療は何歳まで受けられますか?
不妊治療に保険は適用されますか?
初めての受診、何を持っていけばいい?
治療はどのくらいの頻度で通院しますか?
男性も一緒に受診した方がいいですか?
※ 費用は目安です。クリニックや治療内容により異なります。 保険適用の回数制限は、初めて治療を開始する時点の年齢で判定されます。
参考: 厚生労働省「不妊治療に関する取組」/ 日本産科婦人科学会「ARTデータブック」